ぼうけんの記録

鹿児島に住む中で「鹿児島は情報発信能力が低い」と感じることが多く、地元の資源をうまく生かせていないことにもどかしい気持ちを持っています。情報発信能力を身につけるために「まずは自分のことを発信しよう」と思いブログを始めました。

22歳の大学生が女子高生と同じ時間を過ごすなかで思ったこと。

「最近の若い子は何を考えているのかわからない」という大人は少なからずいるでしょう。

けれどそれは「わからない」ではなく、「忘れているだけ」だと思います。

 

一般的に考えると、22歳の私は「若い子」に入るでしょう。

私の考えを60歳の人が完璧に理解できるとは思わないし、私も60歳の人の考えを完璧に理解できるとも思えません。

私はまだ60歳を経験していないから。

(そもそも異なる人同士で完璧な理解なんてできるわけないという考えもありますが。)

 

よって、自分より年齢が上の人の考えについて理解できない場合の表現は、「わからない」でいいと思います。

でも逆の場合は「わからない」ではなく、実は「忘れている」場合が多いんじゃないかなー。

 

昨年の8月に学生スタッフとして参加した中高生ミーティングをきっかけに、中高生と接点を持つことが増えた私はたまにそんなことを思うのです。

 

15~18歳の彼、彼女たちと接していると「思い出す瞬間」がたくさんあります。

思い出す瞬間に自分の内側に表れる言葉は、

・私も高校生の時そんなこと考えてたな

・私が高校生の時とは違ってそんなことを考えるのか

・みんなが通る道なんだな

などなど。

中学生とも関わっているのに「高校生の時」という言葉が多いのは、高校生の時の方が近い過去だからだと思います。

 

私が中高生の時は、20歳=大人だと思っていました。

(15年くらい前に流行ったプロフィール手帳には「23歳で結婚する!」と書いていました。(笑))

「20歳になったら何か劇的な変化があって、勝手に大人になる」と思っていました。

 

22歳が半年過ぎて劇的な変化もなく、奨学金と親のお金で生活している今の私は身体は大人でも精神面、経済面ではまだまだ未熟な半端者です。

それでも中高生の目から見て憧れてもらえるような、かっこいい姿を見せたいと思います。

 

ご飯をおごったり、新しい知識を与えたり、見た目がかっこよかったり、おしゃれだったり、言葉遣いがきれいだったり、きらきらしていたり。

人によってかっこいいの基準はそれぞれでしょうが、誰かに憧れられるような大人が増える→真似をする中高生が増える→中高生の将来の選択の幅が広がる→新しい何かが生まれるかもしれない!と思うのです。

 

だから、「最近の若い子は何を考えているのかわからない」と言って遠ざけたり、子ども扱いをするのではなく、一緒に何かできないか」と考える大人が増えてほしいと願います。

 

個人的にはそんな願いもあって、中高生ミーティングのアフターという形で月1で中高生と社会の大人が話し合える対話の場を作っています。

前回は私が全体司会を務めましたが、次回は女子高生が努めます。

かっこいい女子高生の誕生となりますように!

 

―――中高生ミーティングとは?ーーー

夏休みを利用して中高生が大学生・社会人と関わる3日間のプログラムを通して「社会に向けた提言」と「それに対して自分は何ができるか」を考え文章にする。

全員の思いが詰まった提言書を、鹿児島市長に直接手渡すところまでがゴール。